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石破総理大臣は、第1次内閣で起用した閣僚19人のうち16人を再任し、衆議院選挙で落選した2人と公明党の代表交代に伴う1人の合わせて3人については、後任を新たに選ぶ方針。新たに起用される方針なのは、法務大臣に麻生派の鈴木馨祐氏、農林水産大臣に無派閥の江藤拓氏、国土交通大臣に公明党の中野洋昌氏。自民党の役員人事では、新たな選挙対策委員長に木原誠二氏を起用する方針。前任の小泉進次郎氏は、先の衆議院選挙での敗北の責任をとりたいとして辞任している。鈴木馨祐氏は、政治資金規正法の改正をめぐり、党の作業チームの座長を務めた。麻生派に所属し、これまでに外務副大臣などを務めた。9月の自民党総裁選挙では、河野太郎氏の推薦人に名を連ねた。今回が初入閣で、石破総理大臣としては、政策手腕を評価するとともに、40代の閣僚起用によって刷新感を打ち出す狙いがあるものとみられる。江藤拓氏は、2003年に初当選し、建設大臣などを務めた父親の秘書を経て政界入り。2019年には、安倍内閣で農林水産大臣として初入閣。石破総理大臣としては、再びの起用で政策を着実に実現する狙いがあるものとみられる。中野洋昌氏は、2012年に初当選。これまでに経済産業政務官などを務めた。今回が初入閣で、石破総理大臣としては、連立を組む公明党の意向を踏まえて中野氏を起用することで、政権運営を円滑に進める狙いがあるものとみられる。木原誠二氏は、岸田政権で官房副長官などを務めた。岸田前首相の側近として知られる。石破総理大臣としては、公明党とのパイプもあるとされる木原氏を起用することで、来年の参議院選挙などに向けて体制を立て直したい狙いがあるものとみられる。

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