2024年11月11日放送 15:21 - 16:47 NHK総合

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「首相指名選挙」

出演者
中山果奈 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れた。

(首相指名選挙)
石破首相と立民野田代表 衆院決選投票へ

衆議院本会議での総理大臣指名選挙は、1回目の投票で決着せず、石破首相と立憲民主党の野田代表による決選投票が行われることになった。決選投票を経て、石破首相が再び総理大臣に選出される見通しだ。参議院本会議でも総理大臣指名選挙が行われていて、その結果がまもなく報告される。参議院議長は、関口昌一さん。おととし8月から議長を務めてきた尾辻秀久さんの後任としてきょう選出された。副議長は変わらず長浜博行さん。衆議院の決選投票は、午後3時半過ぎから始まる見込みとなっている。参議院では、議員による投票が2時57分頃から始まり、3時8分頃投票が終了し、開票作業が始まった。衆議院の1回目の投票では、石破氏が221票、野田氏が151票となった。衆議院の決選投票は30年ぶり。参議院での投票結果は、投票総数239票のうち、石破氏が142票、野田氏が46票などとなり、過半数120票を超えた石破氏が総理大臣に指名された。参議院では、自民・公明両党が過半数の議席を獲得している。議席数は自公合わせて140あり、その他からも支持があったものとみられる。総理大臣指名選挙は、衆参両院の本会議で行われ、単記記名方式がとられている。投票総数の過半数を獲得した人が総理大臣に指名される。上位2人による決選投票では、2人以外の名前が書かれた票は無効票となる。多数を得たほうが総理大臣に指名される。

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中継 石破氏 野田氏 衆院 決選投票始まる

衆議院本会議場から中継。衆議院の総理大臣指名選挙は1回目の投票で誰も過半数に届かなかった。1回目の投票の上位2人、石破総理大臣と立憲民主党・野田代表による決選投票が行われる。決選投票では上位2人以外の名前が書かれた票は無効となる。

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総理大臣指名選挙の決選投票は、現在の憲法の下では衆議院で4回行われてきた。1回目は1948年で、吉田茂氏が片山哲氏を破って勝利。その5年後に行われた2回目も吉田茂氏が重光葵氏を破って勝利した。3回目は1979年で、大平正芳氏と福田赳夫氏の自民党対決となり、大平氏が勝利した。直近では1994年で、政権復帰をねらう自民党が社会党・さきがけと組んで推した村山富市氏と、新生党や公明党などが推した海部俊樹氏による決選投票が行われ、村山氏が勝利。自民・社会・さきがけの3党連立政権が誕生した。

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今回の決選投票では共産党が立憲民主党の野田代表に投じる方針で、それ以外はおおむね1回目と同じ名前を書く見込み。1回目の投票で野田代表が得たのは151票で、共産党の田村委員長が得た8票を加えても1回目に石破総理が得た221票というのは上回らない。決選投票では上位2人以外の名前が書かれた票は無効票としてカウントされ、2人のうち多数を得たほうが総理大臣に指名される。これにより石破総理が第103代総理大臣に選出される見通しとなっている。日本維新の会・馬場代表は政策ごとに是々非々で対応するため、石破総理にも野田代表にも投票しないと説明した。また国民民主党・玉木代表も、党が掲げた政策の実現に向けて政策ごとに協力できるか判断したいと強調している。欲しいのはポストではなく手取りを増やす政策の実現だというスタンスで与党との政策協議に臨んでいるという。

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石破政権 総裁選から衆院総選挙まで振り返り

石破首相は岸田前首相の後任を選ぶ自民党総裁選挙に立候補し、決選投票の末、新たな総裁に選ばれた。5回目の挑戦でようやくつかんだトップの座だった。その僅か3日後、衆議院選挙の日程を表明。総理大臣に就任する前に言及するのは異例だった。初めての所信表明演説では、物価高を上回る賃上げの定着や地方創生、それに防災庁の創設などを掲げた。そして10月9日、国民の信任を得て、政策を推進したいとして、衆議院の解散に打って出る。就任8日後、戦後最短の期間での解散だった。選挙で大きな争点となったのが、政治とカネの問題。石破は収支報告書に不記載があった議員ら12人を公認しないなど、厳格に対応する姿勢を示した。一方、選挙の終盤戦、自民党が非公認とした候補者が代表を務める政党支部にも2000万円が支給されていたことが明らかになる。野党側は、裏の公認料だなどと一斉に批判した。与党への逆風が強まる中、石破首相は政権担当能力をアピールしたが自民、公明両党は215議席と、大きく議席を減らし、過半数を割り込んだ。過半数割れは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来。

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中継 石破氏 野田氏 衆院 決選投票進む

衆議院本会議場では石破総理大臣と立憲民主党、野田代表による決選投票が行われている。政治部の田尻記者は「石破総理自身、本当に目まぐるしい息つく暇もない1か月だったと、先日漏らしていた。この間、就任8日後という戦後最短の期間で衆議院の解散に打って出たけれども、政治とカネの問題を巡る対応への理解は広がらず、与党過半数割れに追い込まれた。大幅な議席減を受けて、先週開かれた党の会合を受けて、石破総理や党執行部の責任を問う声が上がっていた。石破総理としては、党の結束を維持しながら、野党の協力も得て、経済対策などの政策を着実に進めて、政権運営を安定化させたい考え」と述べた。先の選挙で自民党は191議席、選挙前から50議席以上減らした。一方、野党第1党の立憲民主党は148議席で、選挙前から50議席増やした。日本維新の会は38議席、選挙前から6議席減らした。国民民主党は28議席と、選挙前の4倍の議席を確保した。公明党は24議席で8議席減らし、代表を務めていた石井氏が落選した。れいわ新選組は9議席、選挙前の3倍の議席を確保した。共産党は8席で、2議席減らした。参政党は3議席で2議席増えた。日本保守党は3議席、初めて議席を確保した。社民党は1議席、無所属は12人が当選している。自民党は議席を大幅に減らしたけれども、その中で農林水産大臣を務めていた小里泰弘氏、それから法務大臣を務めていた牧原秀樹氏という現職の閣僚2人が落選した。また当選13回の重鎮、甘利元幹事長、それに閣僚経験者の盛山文部科学大臣、前科学大臣も届かなかった。そして政治資金収支報告書に不記載があった議員も厳しい戦いとなった。収支報告書に不記載があり、自民党から非公認となるなどして無所属で臨んだり、公認を得ても比例代表への重複立候補が認められなかった候補合わせて46人いたけれども、このうち下村元文部科学大臣や高木元国会対策委員長、そして武田元総務大臣、丸川元オリンピックパラリンピック担当大臣ら28人が落選という結果だった。一方、萩生田元政務調査会長や西村元経済産業大臣、松野前官房長官、稲田元防衛大臣、そして自民党を離党した世耕元経済産業大臣ら18人が当選するという結果だった。そして自民党だけでなく、与党の一員である公明党も苦戦。いわゆる常勝関西といわれてきた大阪の4つの選挙区でいずれも敗北して、比例代表でも得票が前回より100万票以上減った。さらに代表を務めていた石井啓一氏が落選した。石井氏の落選を受けて、公明党は急きょ、代表が交代するということになった。そして一方の野党側だが、結果に差が出る形となっただろうか。立憲民主党は選挙前の98議席から148議席へと、大幅に増やした。政治とカネの問題を選挙戦で一貫して批判して、支持を取り込んだ形。さらに国民民主党、選挙前の7議席から4倍の28議席に躍進。れいわ新選組も3議席から9議席に増やした。一方、日本維新の会は160人以上の候補者を擁立したものの、獲得したのは38議席。選挙前から6議席減らした。大阪では地力を見せつけただが、関西以外では広がりに欠けた。衆議院本会議場では石破総理大臣と立憲民主党、野田代表による決選投票が行われている。政治部の田尻記者は「石破総理自身、本当に目まぐるしい息つく暇もない1か月だったと、先日漏らしていた。この間、就任8日後という戦後最短の期間で衆議院の解散に打って出たけれども、政治とカネの問題を巡る対応への理解は広がらず、与党過半数割れに追い込まれた。大幅な議席減を受けて、先週開かれた党の会合を受けて、石破総理や党執行部の責任を問う声が上がっていた。石破総理としては、党の結束を維持しながら、野党の協力も得て、経済対策などの政策を着実に進めて、政権運営を安定化させたい考え。先の選挙で自民党は191議席、選挙前から50議席以上減らした。一方、野党第1党の立憲民主党は148議席で、選挙前から50議席増やした。日本維新の会は38議席、選挙前から6議席減らした。

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衆議院首相指名選挙は開票作業、集計の作業が行われて、結果が発表される。決選投票は石破総理大臣と立憲民主党の野田代表。1回目の投票で上位に入った2人による決選投票。より多く票を集めた人がこのあと衆議院で第103代総理大臣に指名される。田尻氏は「自民党は常任委員長の配分で野党側に譲歩することになった。政府の予算案を審議する、重要ポストである予算委員長を含めて7つを野党側に配分することに。予算委員長は立憲民主党に割り振られることになったが、野党の議員が予算委員長をつとめるのは1994年の羽田内閣のとき以来となる。特別委員会では政治資金規制法の再改正を扱うことと見られる政治改革特別委員会。この委員長ポストも立憲民主党が得る見通し」など解説。石破総理大臣はこのあと再び総理大臣に選出されたあと、第2次石破内閣の閣僚人事を行うことにしている。

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閣僚の顔ぶれ

石破総理大臣は、第1次内閣で起用した閣僚19人のうち16人を再任し、衆議院選挙で落選した2人と公明党の代表交代に伴う1人の合わせて3人については、後任を新たに選ぶ方針。新たに起用される方針なのは、法務大臣に麻生派の鈴木馨祐氏、農林水産大臣に無派閥の江藤拓氏、国土交通大臣に公明党の中野洋昌氏。自民党の役員人事では、新たな選挙対策委員長に木原誠二氏を起用する方針。前任の小泉進次郎氏は、先の衆議院選挙での敗北の責任をとりたいとして辞任している。鈴木馨祐氏は、政治資金規正法の改正をめぐり、党の作業チームの座長を務めた。麻生派に所属し、これまでに外務副大臣などを務めた。9月の自民党総裁選挙では、河野太郎氏の推薦人に名を連ねた。今回が初入閣で、石破総理大臣としては、政策手腕を評価するとともに、40代の閣僚起用によって刷新感を打ち出す狙いがあるものとみられる。江藤拓氏は、2003年に初当選し、建設大臣などを務めた父親の秘書を経て政界入り。2019年には、安倍内閣で農林水産大臣として初入閣。石破総理大臣としては、再びの起用で政策を着実に実現する狙いがあるものとみられる。中野洋昌氏は、2012年に初当選。これまでに経済産業政務官などを務めた。今回が初入閣で、石破総理大臣としては、連立を組む公明党の意向を踏まえて中野氏を起用することで、政権運営を円滑に進める狙いがあるものとみられる。木原誠二氏は、岸田政権で官房副長官などを務めた。岸田前首相の側近として知られる。石破総理大臣としては、公明党とのパイプもあるとされる木原氏を起用することで、来年の参議院選挙などに向けて体制を立て直したい狙いがあるものとみられる。

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中継 石破氏 野田氏 衆院 決選投票進む

衆院本会議場では開票作業が進められている。法務大臣に起用される見込みの鈴木馨祐氏は当選6回ながら47歳。旧大蔵省の官僚出身で外務副大臣などを務めた。政治資金規正法改正をめぐっては自民党の作業チームの座長として、法案のとりまとめなどにあたった。石破総理大臣としては鈴木氏の政策手腕を評価するとともに、40代の閣僚起用によって刷新感を打ち出す狙いがあるものとみられる。農林水産大臣に起用される見込みの江藤拓氏は当選8回のベテラン。安倍内閣の総理大臣補佐などを務めた。政府・党の立場で長らく農林水産分野の政策に携わったことから、石破総理大臣としては自身も重きを置く農林水産分野の施策を着実に進める狙いがあるものとみられる。国土交通大臣に起用される見込みの公明党・中野洋昌氏は46歳で当選5回。衆議院議員としては閣僚の中で最も少ない当選回数での起用となった。国土交通省の官僚出身で党でも一貫してこの分野に携わってきた。自民党の役員人事では選対委員長に木原誠二氏が起用される見込み。石破政権の発足に伴い、選挙対策委員長代行に就任し、党の選挙対策にこれまでもあたってきた。来年は参議院選挙・東京都議会議員選挙が控えているため、来年の選挙に向けた体制の立て直しをはかる狙いがあるとみられる。選挙対策委員長を務めていた小泉進次郎氏は選挙の顔として期待されていた。しかし、敗北の責任をとって就任からわずか1か月で辞任した。今後はさらなる政治改革について検討を進めるために設置された党の政治改革本部の幹部に内定している。衆院本会議場では開票集計作業が行われている。すでに投票用紙を仕分ける作業は終わった。結果を書いた用紙が事務総長に渡された。決選投票の結果、石破茂氏が第103代内閣総理大臣に指名された。自民・石破氏221票、立民・野田氏160票、無効票84票。

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第103代首相に石破茂氏

石破茂氏が221票、野田佳彦氏が160票を上回る結果となった。決選投票では上位2名以外の名前は無効票となるので、石破茂氏が第103代内閣総理大臣に選出された。共産党が2回目は野田氏に入れると決めていたので160票となった。無効票は84票で日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組などが1回目と同じく自らの党の党首の名前を書いたとみられる。

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中継 第103代首相に石破氏 各党に聞く

総理大臣指名選挙を終えた与野党の幹部に話を聞いた。自民党・森山幹事長は「各会派のご理解をいただく中で、首班指名で石破総裁を選んでいただけたことは、大変ありがたい」公明党・斉藤代表は「年内に政治改革法案を成立をさせる、政策活動費、旧文書交通費、また第三者機関の問題等々、しっかりと与野党協議を開いて政治改革を進めるということが信頼回復の第一歩だ」、立憲民主党・野田代表は「決選投票で石破氏には221票ということは、やはり過半数取れてないということだ。非常に政権運営は難しいんだろうと思う。せっかく私ども野党が常任委員長のポストを与えていただいたので、逆に一致点を見いだす新しい政治というものを見いだしていくべく努力をしていきたい」、日本共産党・田村委員長は「紙の健康保険証廃止というのが12月2日ということで迫っているが廃止や凍結、あるいは大学の学費の値上げを止めるとか、選択的夫婦別姓の実現や多くの国民の皆さんの声に応えて力を発揮するかどうかが各党に問われている。」、日本維新の会・馬場代表は「これまでも各政党と是々非々でやってきたので、一つ一つの課題についてケースバイケースでこれまでどおり判断していきたい」、れいわ新選組・山本代表は「選挙前には、もちろん選挙中もだが、野党の多くが消費税減税に言及したが選挙後になってからは、とんと聞こえてこなくなった。国民に対して約束をした1つのことなのでしっかりと連携をしていきながら、なんとしても消費税減税に向けて力を集めていきたい。」。国民民主党・玉木代表は一部で報じられた女性との不倫関係について陳謝し「優秀な仲間と一緒に国民から期待をいただいたこの手取りを増やす、特に103万円のこの基礎控除を上げていく政策をぜひ実現して、日本経済の再生につなげていきたい」とそれぞれコメントした。

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第103代首相に石破茂氏 今後のポイントは

石破総理大臣が内閣総理大臣に再び選出され、午後5時ごろに総理大臣官邸で石破総理と公明党の斉藤代表が党首会談を行い組閣本部を設置して、閣僚の官邸への呼び込みというのが行われる見込み。そして林官房長官が閣僚名簿を発表することにしている。今夜、皇居で総理大臣の親任式と閣僚の認証式が行われて、正式に第2次石破内閣が発足する。今夜遅く、石破総理大臣が記者会見に臨むことにしている。さらに、発足後初めてとなる閣議、これが総理大臣官邸で開かれて、閣僚の写真撮影なども行われる予定になっている。先の衆議院選挙の結果を受けて、先週開かれた党の会合では、石破総理、そして党執行部の責任を問う声が上がっていた。党の結束をどう維持していくか、これが課題になる。国会運営も衆議院で与党が過半数を割り込む中、厳しい局面が続くと予想される。議席を大きく減らした自民、公明両党にとっては、戦略の練り直しが迫られる。政治とカネの問題に対する疑念をどう払しょくして、信頼を回復して支持を取り戻すか、石破総理のリーダーシップが問われることになる。そして一方、与党を過半数割れに追い込んだ野党だが、立憲民主党の野田代表は、きちんと野党連携ができれば、自民党に引導を渡せると、野党間の候補者調整、来年の参議院選挙に向けて意欲を示している。焦点は定員が1人のいわゆる1人区、ここでの選挙協力ということになる。野党各党の候補者調整が参議院選挙に向けても進んでいくのかがポイントになる。石破政権、政策面の課題は政治とカネの問題、外交政策、防衛政策などでは今週末から南米ペルーで開かれるAPECの首脳会議、そして来週、ブラジルで開かれるG20サミットへの出席が調整されてるが、こうした外交の分野、そして経済対策、今、議論が進められており、今月中決定することにしているけれども、この内容、そして先ほどから議論にある国民民主党との協議、そして年収103万円の壁、この見直しなどを国民民主党が求める中、こうした協議を受け、こうしたことが焦点になっていくと見られる。

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自民 石破氏 第103代首相に選出

先の衆議院選挙を受けた第215特別国会がきょう召集され、石破総理大臣は衆議院本会議で行われた総理大臣指名選挙の決選投票を経て、第103代の総理大臣に選出された。これを受けて、今夜、第2次石破内閣を発足させることにしている。衆議院での決選投票は、村山総理大臣が選出された1994年以来30年ぶり。

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