衆議院本会議での総理大臣指名選挙は、1回目の投票で決着せず、石破首相と立憲民主党の野田代表による決選投票が行われることになった。決選投票を経て、石破首相が再び総理大臣に選出される見通しだ。参議院本会議でも総理大臣指名選挙が行われていて、その結果がまもなく報告される。参議院議長は、関口昌一さん。おととし8月から議長を務めてきた尾辻秀久さんの後任としてきょう選出された。副議長は変わらず長浜博行さん。衆議院の決選投票は、午後3時半過ぎから始まる見込みとなっている。参議院では、議員による投票が2時57分頃から始まり、3時8分頃投票が終了し、開票作業が始まった。衆議院の1回目の投票では、石破氏が221票、野田氏が151票となった。衆議院の決選投票は30年ぶり。参議院での投票結果は、投票総数239票のうち、石破氏が142票、野田氏が46票などとなり、過半数120票を超えた石破氏が総理大臣に指名された。参議院では、自民・公明両党が過半数の議席を獲得している。議席数は自公合わせて140あり、その他からも支持があったものとみられる。総理大臣指名選挙は、衆参両院の本会議で行われ、単記記名方式がとられている。投票総数の過半数を獲得した人が総理大臣に指名される。上位2人による決選投票では、2人以外の名前が書かれた票は無効票となる。多数を得たほうが総理大臣に指名される。