虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(東京都港区)の4階にあるのが、大企業の新規事業創出を支援するインキュベーションセンター「ARCH」。約120の大企業の新規事業部門が集結、オープンイノベーションが起きており、新たなビジネスモデルが生まれている。そのうちのひとつがJR東海とJTBによる新モデル。現在JR東海は東京-大阪間の東海道新幹線を軸に東海・甲信・近畿エリアの在来線を運営している。JTBは国内最大級の店舗数と海外拠点を多数有し多様な交流をプロデュースする旅行会社。両社は「LUGGAGE EXPRESS」。東京から京都・大阪間を即日で荷物を運ぶサービスを展開している。利用者はWEBサイトで予約・決済し、フロントで荷物を預け、次の宿泊先で荷物を受け取る。インバウンドの増加で大型スーツケースの数も増加、JRも荷物置き場に工夫を凝らしているがスペースに限りがある。一方、JTBでは「手ぶら観光」に取り組んできたが、手荷物の長距離の当日配送が課題になっていた。料金はひとつにつき12000から15000円と高価だが、現在列車の提供が上限に達してしまっているのが現状。実証実験ではサービスの内容が好評だという。またJR東海は旅行者の手荷物を空港・駅・ホテルなどから目的地まで配送するサービス「バゲッジ・フォワーディング」が定着できないかを模索している。
