- 出演者
- 水原恵理 加藤浩次
オープニング映像。未来に向けたイノベーションが起きている現場に直撃する。
ラインナップを紹介。新幹線の手荷物問題を解消!?JR東海×JTBが仕掛ける移動の未来とは/慶應義塾大学・宮田裕章教授と白熱議論!データサイエンスは社会をどう変えるのか?
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(東京都港区)の4階にあるのが、大企業の新規事業創出を支援するインキュベーションセンター「ARCH」。約120の大企業の新規事業部門が集結、オープンイノベーションが起きており、新たなビジネスモデルが生まれている。そのうちのひとつがJR東海とJTBによる新モデル。現在JR東海は東京-大阪間の東海道新幹線を軸に東海・甲信・近畿エリアの在来線を運営している。JTBは国内最大級の店舗数と海外拠点を多数有し多様な交流をプロデュースする旅行会社。両社は「LUGGAGE EXPRESS」。東京から京都・大阪間を即日で荷物を運ぶサービスを展開している。利用者はWEBサイトで予約・決済し、フロントで荷物を預け、次の宿泊先で荷物を受け取る。インバウンドの増加で大型スーツケースの数も増加、JRも荷物置き場に工夫を凝らしているがスペースに限りがある。一方、JTBでは「手ぶら観光」に取り組んできたが、手荷物の長距離の当日配送が課題になっていた。料金はひとつにつき12000から15000円と高価だが、現在列車の提供が上限に達してしまっているのが現状。実証実験ではサービスの内容が好評だという。またJR東海は旅行者の手荷物を空港・駅・ホテルなどから目的地まで配送するサービス「バゲッジ・フォワーディング」が定着できないかを模索している。
対談テーマ「データサイエンスで目指す社会の姿とそこに生まれるビジネスチャンスとは?」。加藤から質問「より良い社会や良い社会とは」。宮田教授は「かつては良いものの定義が画一的だった。でも実際は違う。データが使えることによって決定的にこれまでの社会と異なる点は、今まで綺麗事だった多様なものを多様なまま扱えるということ。未来に一歩進む時に何をお互い目指したいのか、未来のあるべき姿を考えた上で、差異を抱えながら共にあることが一番重要なのではないか。変化していく目的や価値を捉えながら、常に何がマシかを考え続けることになるのでは」などと答えた。宮田教授は「私たちのやっているプロジェクトの1つはシングルペアレンツの貧困問題。これが最大多数・最大幸福社会の日本の落とし穴だった。データを使えばコストをかけることなく一人ひとりに寄り添える。新しいビジネスチャンスがあるという状況にきているところに変化の兆しがあるんじゃないか」などと話した。
2025年、虎ノ門ヒルズに誕生した森ビルが運営する複合施設「グラスロック」の中核を担うのが会員制プラットフォーム「Glass Rock ソーシャルアクションコミュニティ」。分野を超えた人々が集い共創しながら社会課題の解決に取り組むスペース。ここでアドバイザーを務める宮田教授は「100年後の未来にどう貢献するか」という理想を掲げていると話す。「100年というのは意味があって。人生100年時代と言われ始めているが、ある程度物心ついた人がここから100年というとギリギリ生きてない。生きている間の新しいソリューションとなると自分の利益がどうしてもちらつく。100年後は手渡さないといけないので、自分の自己実現から一呼吸だけ置ける。その余白に対して何ができるのかを考えるのがグラスロック」だという。「森ビルがすごいと思うのは、六本木ヒルズを作った時に本来一番お金がとれる最上階を一文にもならないアートの施設にした。結果論として森ビルの文化的なブランド価値を上げた。短期視点の合理性だけでみていくと、中長期的には最悪の回答になり得る。」「発散かつ多様性のコミュニティと排他的でわかり合える人達とのコミュニティを日本は繰り返している。令和の時代においては両方必要なんじゃないか。グラスロックは森ビルにおける収縮の場である」などと話した。
次回の「ニッポン!こんな未来があるなんて」の番組宣伝。
