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「LiT」 のテレビ露出情報

新大久保と東新宿の間にある24時間営業の弁当店。並ぶ弁当の多くは税込み320円からと激安。唐揚げ弁当やのり弁当も320円。一番高いものとしてヤンニョムチキン弁当があるが420円。多い日には400人以上が来店するという。午後1時半、20代男性が来店。ほぼ毎日来店するといい、その理由は安くておいしいからだと話す。男性はある理由で食費を浮かせたいのだという。この日、購入したのは棒棒鶏とブロッコリーのサラダで300円。ブラジルで生まれ、両親とともに高校生の時に来日したという男性は3か国語が話せる強みを生かし、ツアー会社に勤務している。横浜市内の家で節約生活をしているといい、夕食は格安でできるブラジル料理を作る。節約生活をする理由について、日本語があまり上手ではない母親を日本語学校に通わせるために授業料を貯めているという。 
この弁当店の人気の理由の1つがコメ不足の中、大盛りごはんを提供していること。320円弁当ではごはんの量が2250gも入っている。また、国産米を使っている。新米が出回る今月下旬以降は仕入れ値が2倍になる予定だという。それでも量と価格はそのままで提供したいと考えているという。その背景にあるのは「おなかも心も満たしてほしい」という思い。そのコメを巡り、まさかの注文が。それは、ごはんのみ100人分という注文。100人前を炊くには約12キロが必要となる。ストックのコメがあったため、炊く準備をして、100人分を用意。受け取りに来たのは2人の男性。イベントで必要なごはんが想定より増え、急遽弁当店に注文したという。
別の日の午後8時。高齢男性が来店。男性が手にしたのは320円ののり弁当。男性は週3回、店を利用しているという。自宅は店から徒歩5分の所にあった。男性は職を転々とした後、体調を崩し現在は定職がないという。衣類は格安で買いそろえていた。節約生活が続く中、弁当店についてありがたい存在だという。後日、家を訪れると蛍光灯がつき、男性は明るい表情を見せていた。この夏、台風や大雨に襲われた中でも激安弁当店は24時間営業を続けていた。大雨の日、客足はまばらだが、それでも足を運んでくれる客のため、品ぞろえはいつも通り。午前2時、1人の男性が来店。34歳男性は420円の弁当を購入。男性の前職は会社経営者だったという。仕事にかまけ、妻との関係が悪化したため、単身東京へやってきたという。男性が選んだ新しい職場は夜の街。2人の子供の養育費のため、再出発を誓う。仕事終わりに向かうのが激安弁当店。訪れる人たちのおなかも心も満たしていた。

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