新年度はスーツの店・居酒屋とともに退職代行業者も忙しくなるのだという。退職代行モームリには様々な理由で退職を決めたという声が聞かれ、土日祝が休みと説明されていたにも関わらず土日の出勤があると聞かされた、やりがいを感じられなかったと言った声がある一方で、新入式で誤って社長とぶつかってしまい全社員の前で叱責されたことで退職を決めたという話も聞かれた。また、運送業を退職したという男性は月収例は24万円と書かれていたのに対し、実際は基本給と手当でわずか16万円しかもらえなかったことが理由と話していた。きのうは午前9時の時点で18件もの退職代行依頼があり、高級飲食店を退職した女性は外国語で役に立ちたかったが、接客と関係ない食器洗いの仕事だったと振り返った。医療関係者の男性は休みが少なくキャリアアップは難しいと思ったと話している。取材を行った1~3日の間だけで新入社員が33件もの退職を依頼し、これは去年の14件を大きく上回るものとなっている。退職代行モームリ・谷本慎二氏は学生優位の売り手市場となっていることもあるのではないかと言及している。転職に抵抗のない世代に対し、IT企業のゆめみでは副業を認めるとともに有給を取り放題にするという福利厚生を強化し離職率は24%から4%まで大きく下がったという。不動産のオープンハウスでは大卒初任給を36万円にするとともに、引っ越しなどのための入社支度金30万円もあるという。