日本の離婚件数は年々減少傾向にある。その一方で増加しているのが、熟年離婚の割合。一昨年には、全体の23.5%と過去最高値を更新した。番組が話を聞いた35人中18人が離婚を考えたことがあるという。ある調査では、既婚女性の約5人に1人が夫嫌いと回答した。結婚15年目の梅壽さん一家のこの日の夕食は、イタリアンをテイクアウト。買い出し担当の夫のためメモをとっている。何度伝えても忘れる夫にあきれるという。夫も妻の昔の話をぶり返す所にイラっとしているという。しかし夫婦円満のために心がけていることは、言い方や伝え方を丁寧にしたり、どうしていくかを相談して考えていけたらいいという。専門家によると、夫が定年を迎えたあと今までよりも近い距離感での生活が20年以上続くため、妻は離婚という選択を考えるケースが増えているという。婚姻歴30年で離婚した女性は、家事育児に積極的でない元夫とは結婚から20年経ったころに別居し、長男が結婚するタイミングで離婚した。