世界最大の日系人社会があるブラジルでは長年、盆踊りなどの日本の伝統文化が親しまれている。しかし、ブラジルで生まれた3世、4世が増えるにつれて日本文化への関心が薄れているという指摘もある。日系人グループが中心となり盆踊りを元に考案したダンス「マツリダンス」が人気を集めている。ブラジル・ロンドリーナで先週行われた地域のまつりでは盆踊り・折り紙体験など日本文化に触れることになっている。マツリダンスはステージに向かってダンサーに合わせて踊る。使用される楽曲の多くは80年代~2000年代の日本のポップミュージック。欠かせない曲となっているのは相川七瀬さんの楽曲「夢見る少女じゃいられない」。自然と踊りたくなるような曲調が人気。20年あまり前にマツリダンスを考案した日系人団体代表の城間ミチコさん。きっかけとなったのは日系人たちの間で日本文化への関心が低くなっていると感じたことだった。城間さんは「私たちのルーツへの敬意を示すと同時に若者や子どもたちが日本の音楽文化にひかれるように工夫した」などと述べた。歌手・相川七瀬は自身の楽曲がブラジルで親しまれていると知り、城間さんたちと去年から交流を続けている。相川は「どう次の世代に伝えていくかすごく工夫されていて思いが伝わってきた」などと述べた。相川は今年、日本とブラジルの親善大使にも就任した。祭りでは城間さんたちが振り付けを行った相川の新曲「ワッショイ!」も披露された。
