タイ政府が導入しようとしている年金式の宝くじ法案に関する審査が終わり、3月中に法案を議会に提出するための準備が進められている。年金式の宝くじは1枚50バーツのデジタルのスクラッチカード。15歳以上のタイ国民であれば誰でも購入でき、購入限度額は1か月あたり3000バーツだという。毎週金曜午後5時に抽選が行われる。1等の賞金は100万バーツで5本、2等が1000バーツで1万本、そして特別賞が1本となっている。当選者が名乗り出なかった場合、その賞金は特別賞に追加される。当選者はすぐに賞金を引き出すことができる。賞金が当たらなくても購入したくじの代金は個人の口座に積み立てられ、60歳になると引き出すことができる。60歳を過ぎても年金式の宝くじ制度に参加できるが、少なくとも5年間積み立てないと引き出せないという。政府は積み立ては年間約130億バーツ程度になると見積もっている。