景品を釣り上げてゲットするクレーンゲーム。ここはゲームセンターではなく、コンビニ。今年3月からクレーンゲーム機の導入を本格的に始めたコンビニ大手・ローソンが、来年度中に全国1000店舗への拡大を目指すことがわかった。株式会社ローソン・玩具担当・山口ゆみさんは「気軽に身近にプライズ(クレーン)ゲームをお楽しみいただければ。観光地付近の店では、海外のお客さまにも喜んでいただいている」と話す。オンラインゲームなどの普及により苦境に立たされているゲームセンター業界。全国のゲームセンターの店舗数は、ここ5年間で3割も減少している(帝国データバンクの調査による)。そうした中、急増するインバウンド需要に期待が高まっている。東京・新宿のゲームセンター「ME TOKYO SHINJUKU」では、客の4割近くが外国人観光客だという。その魅力について、フランスから来た観光客(9歳)は「ボタンを押すのが好きなの。とれるかとれないか、ハラハラする」、韓国からの観光客(13歳)は「韓国には、こんな新しいタイプはないの」と話し、簡単な操作や日本でしか手に入らない景品が魅力だという。シンガポールから来た男性がゲットしたのはスナック菓子のみだが、この日、ゲームに4000円を費やしたという。「ME TOKYO SHINJUKU」の田所潤也さんは「外国人観光客は(景品を)とるまでチャレンジする方がすごく多いです。5〜6000円とか7000円とか」と話す。インバウンド需要に期待がかかるクレーンゲームは今後、どこまで広がりをみせるのか。
住所: 東京都新宿区新宿3-37-14
URL: https://www.maruhan.co.jp/amusement/metokyoshinjuku/outline.html
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