子育て世代の東京離れに歯止めがかからない。東京23区にあるファミリー向け物件の平均家賃は22万円以上。住宅ジャーナリスト・榊淳司さんによると東京の分譲マンションは投資目的での売買が盛況。売買価格の高騰を受けて賃貸物件の家賃も高くなっているという。首都圏転入超過数ランキング（総務省「住民基本台帳人口移動報告」より）：1位・さいたま市、2位・茅ヶ崎市、3位・横浜市、4位・流山市、5位・町田市。自身で不動産会社を経営する石射正曜さん。こちらの分譲マンションの価格は3LDKで6000万円台。都内23区の新築マンションの平均価格と比べると、約4000万円ほど安くなっている。出生率が0.99と初めて1を切った東京都。その要因の1つと考えられるのが子育て世代の東京離れ。総務省によると20代は東京への転入が超過する状況が続いているが、30代、40代はコロナ禍以降転入より転出が増えている。