5日のニューヨーク株式市場は取引が始まると同時に売り注文が殺到し、ダウ平均株価は一時、先週末に比べて1200ドル以上も急落した。株価は結局、1033ドル値下がりの3万8703ドルで先ほど取り引きを終えた。1日から3営業日連続の値下がりでこの間の下げ幅は2100ドル以上となっている。またハイテク企業が多いナスダック市場ではAIブームで相場の主役となってきた半導体関連のエヌビディアが一時10%以上値下がりするなどし、総合指数は大きく下落した。市場関係者は「AIブームや米国が景気後退に陥らないなどの期待などで一方的に株が買われてきた流れが急に逆転している。値下がりがここで止まるのかが非常に重要だ」と警戒感を強めている。ニューヨーク証券取引所の映像。