NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議がワシントンで始まり、開催国米国のバイデン大統領が式典で「ウクライナはプーチンを止めることができる」などと演説し、パトリオットなど防空システム5基をドイツなどと供与すると明らかにした。またホワイトハウスのサリバン大統領補佐官はウクライナ軍を訓練や装備面で支援するため、NATOの新たな司令部をドイツに設置するほか日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドとウクライナ支援などで共同の取り組みを始めると明らかにした。バイデン大統領としては自身の年齢に対する不安が広がる中、ウクライナ支援などの議論をリードし国内外に指導力を示したいねらいもあるとみられる。