毎年5月15日は、栃木県日光市の清瀧神社で熱湯のしぶきを浴びて平安を祈願する湯立て神事が行われる。平安時代から伝わる伝統行事で修験者が山に修行に行く際に行ったのが始まりとされている。境内に置かれた大きな釜で湯が沸かされ神職が火と釜の中に塩を入れて清める。笹の葉の束を熱い湯に浸してかきまぜ勢いよく振り上げ熱いしぶきを全身に浴びながら祈る。神職が湯気に包まれるたびに歓声が上がる。使われた笹は厄よけになるとされ参拝客が大切そうに持ち帰っていた。映像はNHKアーカイブスのホームページからもご覧できると伝えた。