イベント「Cafe 漱石の時間」は、地元の高校生が企画したもので、昨夜は熊本市中央区の夏目漱石内坪井旧居に、高校生など約20人の参加者が集まった。はじめに、イベントを企画した必由館高校2年の林さんが、若い人たちにも魅力的な建物や漱石について知ってほしいなどと挨拶した。夏目漱石は、熊本で過ごした4年あまりの間に6回引っ越ししているが、そのうち最も長い1年8か月をこの家で暮らし、その間に長女が誕生している。現在は、熊本市の史跡に指定されているほか、漱石をしのぶ記念館として公開されている。参加者は、漱石にちなんで振る舞われたまんじゅうなどを楽しんでいた。林さんは、このイベントをきっかけに、他の人にもイベントなどで旧居を個人利用してもらえるようにしたいなどと話した。