郡山市にある福島県農業総合センターは、設立された19年前から、イネの新品種の開発を進めていて、毎年試験栽培のため、職員総出で田植えをするのが恒例となっている。多数の種類を少しずつ植えるため、すべて手作業で行われ、きょうは職員50人ほどがセンター内にある田んぼで、朝から一斉に植えていった。センターでは、味が良く、病気に強く、収量の多い品種の開発を長年続けているほか、10年ほど前からは、暑さへの耐性など近年の気候変動にも対応した品種づくりに取り組んでいて、ことしは、暑さに強いイネがこれまでで最多の11種類含まれているという。センターでは合わせて1ヘクタールほどの田んぼに約1900種類を植えて、イネごとに成長の速さやコメの収量などを確認し有望な種類を選抜することとしている。
住所: 福島県福島市早稲町1-2
URL: http://www.nhk.or.jp/fukushima/
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