山梨・小菅村では村の空き家をホテルにしてしまう試みが行われている。民間で初めてヤマメの完全養殖を成功させたことで知られ、村の名物としてマンホールにもその姿が見られるヤマメだが、養魚場の木下稔さんは寂しくなくなったと話していた。ワラビやタラの芽などが育つのも春の特徴だが、クイズで学びながら山菜について学ぶことができるのだという。山菜を担当する石井義次さんによる収穫体験のコーナーもある。イタドリは酸味が特徴なのだという。大家はかつては唯一テレビの置かれていた家として知られ、社交の場としての側面があったのでホテルとして多くの人が集まるのは嬉しいこととの話も聞かれた。小菅の湯はホテルの宿泊者は無料で利用することが可能なのだという。源流懐石「24SEKKI」ではた、多摩川源流の綺麗な水で育ち生で楽しむことのできる川魚が楽しめるのだという。シェフの大和幸義さんは長野県から移住したのだといい、我が家に帰ってきたときのような懐かしさがあったと振り返った。この取り組みもあり小菅村では人口減少も一定の歯止めがかかったといい、村長の舩木直美さんは生き残っていくには人が住まなきゃならない、素晴らしい自然をわかってもらえる方に元気をだしていただきたいと話していた。
住所: 山梨県北都留郡小菅村大久保3155-1