トランプ大統領による自動車関税の影響で、アメリカでは駆け込みで日本の軽トラックを買う人も出てきている。日本の軽トラを販売するトニーチャイルズさんを取材。「きのうも客から電話があったが、「関税が発動する前に買うべきなのか、値段はそのままか」との問い合わせが来ている」と話した。全ての輸入自動車への追加関税が4月3日から新たに25%上乗せされ、乗用車が2.5%から27.5%に、トラックが25%から50%になる。軽トラを買いに来た夫妻は9200ドル(約140万円)で購入。4月3日以降に輸入した場合、140万円+25%関税=175万円。今後は企業努力で価格抑制するしかないという。トランプ大統領はNBCテレビの取材に「自動車価格が上がることは全く気にしていない。外国車の価格が上がればアメリカ車が売れるからだ」と答えたという。日本車のアメリカへの輸出額は約6兆261億円(去年)。今回の追加関税は日本の自動車産業に深刻な打撃を与える恐れがある。