平均年齢41.5歳の初老ジャパンは総合馬術で92年ぶりにメダルを獲得した。渡辺弘さんは42歳でソウル五輪に出場した。戸本一真(41歳)が乗る馬は15歳。通常、競技に出る馬は10歳前後といわれ、この馬も初老かもしれない。特に難しいのが2日目に行われたクロスカントリー。大岩義明は東京五輪で人馬転倒し、失権してしまった。そのクロスカントリーを終えて3位につけた日本。しかし、3日目の障害馬術前にアクシデント。馬の健康状態をチェックする馬体検査で北島隆三の馬がクリアできず、日本は20点減点されて5位に後退。代わりに田中利幸(39歳)が登場し、わずかな減点で終えた。3番手の大岩義明(48歳)は馬に声かけをし、見事な演技をみせた。大岩義明は2003年にニットーに入社。入社当時は営業などをしていたが、現在は馬術一本。