パナソニックホールディングスの創業者・松下幸之助を再現したAI(人工知能)が開発された。このAIは、パナソニックとPHP研究所などが“経営の神様”と呼ばれた松下幸之助の理念を次の世代に伝えようと共同で開発したもので、生前の音声や著作物、講演での発言など、大量のデータをAIに学習させることで幸之助の考え方や話し方を再現したとしている。AIは質問を受けると、学習したデータをもとに回答を作成して70代の頃の声で答え、画面に映る幸之助の表情が変わったり口元が動いたりする。パナソニックなどは「幸之助ならどのような経営判断を行うかなど、より深い経営面での示唆を提供することのできるAIを目指していきたい」としている。