複雑な動きをものともせず一層一層、積み上げながら立体構造物を印刷する技術、3Dプリンター。神奈川県内に製造拠点を構えるスタートアップのポリウス。会社を率いているのは岩本卓也共同代表。創業2019年。建設業界の常識を変えてみたいと大手コンサルティング会社での勤務経験を経て起業。以来、3Dプリンターの研究開発に取り組んでいる。動いているのは、完成したばかりで国内初の量産品という建設用の3Dプリンター「PolyuseOne」。最大の特徴は製造のスピード。既存の量産品で対応できず職人の手で作らなければならない複雑な構造物ほど威力を発揮する。これまで34都道府県、100件以上の土木工事などで使われている。