グローバル市場は“イラン合意”後にどう反応するか。木下智夫氏に話を聞く。27日も米軍がイランの軍事拠点を攻撃するなど戦闘終結に向けた合意は予断を許さない状況。市場では先週末から合意が近いのではないかという期待感が高まっている。どのような形で集計するかにもよるが、合意が結ばれた時のグローバル市場の反応としては出遅れ資産の戻りというところが期待できるのではないか。出遅れ資産リバウンドの背景、景気回復への期待が強まる、中銀政策のハト派化への期待が強まる(特にFRB)。法則では原油価格が10%下がると10年債利回りが0.13%下がるという関係があるので、戦闘終結となると金利の低下が期待できるのではないかと思う。日本も基本的には同じことが言えると思うが、日本の場合は3月中はかなり原油価格と債権利回りの関係が密接だったが、それ以降は高市政権の財政政策に対する懸念が台頭してきてしまったので金利が上がった。株式市場ではグローバルに見ると戦闘開始後かなり株価が下がった市場というのが多くなっている。下がったところはリバウンドが期待できると思う。日経平均やS&P500を見ると戦闘前と比べると市場最高値を更新しているが、セクター別に見ると全体的に上がっているわけではない。日経平均の場合には情報技術のところはAI関連が牽引していて素材にも繋がってきているが、それ以外のところはマイナスのセクターが多い。セクターで出遅れているところは戦闘終結に伴って戻る可能性が高い。リバウンド終了後の株式市場はAI関連株からの分散投資進む、アメリカも含めたグローバル株式市場にバランス良く資金流入、銘柄選別の動きがより強まる。サプライチェーンの再編などで注目されるような企業には資金が入りやすいということにも繋がってくると思う等と解説した。
