北朝鮮で近く開催されるとみられる党大会を前に自身の政策の成果をアピールする金正恩総書記。一方脱北者らは厳しい統制が続く北朝鮮の現状を明かす。金正恩総書記は先月地方に建てられた商業施設を視察した。金総書記は去年の後半から連日、自らが打ち出した地方創生政策によって建てられた農場やホテルなどを視察し、市民の生活水準向上をアピールしている。その背景にあるのが近く開催される朝鮮労働党の党大会。党大会は5年に1度開かれ、党の政策の成果を総括するとともに新たな目標・方針を打ち出す最重要イベント。金総書記はその開催にむけ様々なアピールを続けているとみられる。都市の発展や生活水準向上を内外に訴える北朝鮮だが、約2年3カ月までに脱北した女性はそれらの政策を市民の意思を無視したものだと指摘する。北朝鮮では当局の厳しい監視・統制で脱北が難しくなっている。これまでに約3000人を脱北させてきたという韓国在住脱北ブローカーのファン・ジソン氏は、2020年頃から新型コロナ対策として外国との往来を禁止して以降境界付近では厳重な警備が続いている。加えて中国・東南アジアルートの取り締まりも厳しくなり既存の脱北ルートは使えない状況だという。韓国統一省は今日、去年韓国入りした脱北者が224人だったと発表、これはコロナ禍前の約5分の1の人数。話を聞いた脱北女性は、市民が一番に求めていることは自由に生きる権利だと訴える。
