きのう金の小売価格が1グラムあたり2万円を超え史上最高値となった。都内の店にならんでいたのは金が使われた食器の数々。金の仏像のお値段は4202万円。きの売れたという小判は91万3000円。店では金を買いに来る人、売りに来る人の両方が増えているという。きのう、田中貴金属工業が公表した国内の金の価格の指標となる小売価格は1グラムあたり2万18円と初めて2万円を超え史上最高値に。約1か月で2000円以上値上がりした。「ゴールドプラザ銀座本店」では1キロの金を売りに来た人もいたという。金の価格高騰をうけて結婚指輪を選ぶ人たちにも変化が。金を使った指輪を選ぶ人が3年ほどで約1.5倍増。18金のゴールドの指輪は1本定価が17万6000円だが2~3万円あがったという。金の価格高騰について専門家はウクライナ侵攻や中東情勢などが依然として不透明な状況が続いていることや、アメリカの中央銀行にあたるFRBが利下げを続けるとの見方が広がり、相対的にドルの魅力が低下していることなどから、比較的安全とされる金に資産を移す流れが強まっているという。今後の価格についても短期的な上げ下げはあるとした上で上がっていくのではないかと指摘している。
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