きょうのしらべてみたらのテーマは人気の観光列車。まず最初は浅草から約1時間半、栃木県日光市にある東武鉄道・下今市駅。昭和レトロな雰囲気の駅に午前9時過ぎカメラ片手に多くのお客さんが集まる、その理由がSL大樹。1・3号車がレトロなムードの2人がけ。2号車は木目調の4人がけのボックスシート。その奥にはふきぬけの展望デッキまで。コースは下今市駅から東武日光駅、そして鬼怒川温泉駅に向かう2パターン。今回は鬼怒川温泉までの12.4キロを約35分かけてゆっくり走る。出発してほどなく見えてきたのはこの時期ならではの雪化粧した日光の山々がお出迎え。他にも春ならではのスポットがあり、満開の桜が楽しめるスポットも。一方、座席には懐かしい車内販売が。中でも人気なのがアイスクリーム。でも蓋を開けるとバニラなのに真っ黒。いちご味も真っ黒。実はこれはSL大樹をモチーフにしたもの。その名もSL大樹 黒いアイス。黒いグルメは他にも。ある家族が見せてくれたのは駅弁。その中身は一段目はちらし寿司、だし巻き卵には埋蔵金の刻印が。石炭シャベルのスプーンで埋蔵金を掘り起こすイメージでいただく。そして2段目には日光名物の湯葉や日光高原牛のしぐれ煮など。SL大樹 日光埋蔵金弁当。さらにお楽しみは食事だけではなく、多くの人で賑わうのは展望デッキ。中には外国人のお客さんも。風やにおいを感じられるのだとか。赤ちゃんを連れた家族はどうしてもSL大樹に乗りたかったそう。それは赤ちゃんの名前が大樹だからだという。そして、鬼怒川を橋の上から眺める最大の絶景スポットで旅は締めくくり。終点の鬼怒川温泉駅に到着。SL大樹は毎日運行。乗車区間の運賃と座席指定券が必要となる。