野村アセットマネジメント・石黒英之の日経平均の予想レンジは5万2750円~5万3300円。トランプ大統領がグリーンランドをめぐる欧州への関税を見送る方針を示したことを好感し、アメリカ株は強い動きになっていて、SOXが初めて8000ポイントの大台を突破し3%以上上昇している。きょうは日本株も半導体関連を中心に上昇する。欧州をめぐる話は二転三転リスクもあり、買い注文はやや伸び悩むと考えられる。注目ポイントは「2040年までに日経平均は20万円に到達する?」。インフレ定着を前提に足元の株高は長期停滞を経た日本株の評価が見直されたと捉えられる。近年、企業の物価見通しが大きく改善していることを踏まえると、インフレ定着による名目GDPの成長率拡大が今後の業績の押し上げ要因として期待できる。EPS成長率10%は約7年で企業利益が2倍になる計算。株価水準も7年で2倍、14年でさらに2倍になると想定できる。この結果、日経平均は2033年に10万円台、2040円に20万円台に到達する計算になる。労働力人口は拡大局面に入っており、現在は過去最高の7000万人を超えている。近年、日本の賃金上昇を受けて外国人労働者も増え続けている。今こそに日本株の魅力を再認識すべき局面に来たと考えられる。
