タワーマンションが立ち並ぶ東京・湾岸エリア。その建設現場で異変が起きている。現在、三井不動産レジデンシャルが手がける2000戸超のタワーマンション。来年8月下旬から順次入居開始予定だが、予定していた材料が届かないなど多少の調整が必要だとして、契約者に対して引き渡し時期が遅れる可能性があることなどを通知した。建設に関する展示会を取材してみると、住宅になくてはならない断熱材に使われているのはナフサを原料としたポリスチレン。イビデン樹脂は今月の納品分から3割程度値上げせざるを得なかったという。原料については数か月先まで確保しているが、それ以降の見通しが立っていない。木造建築用の金物を製造する「タツミ」でもナフサ関連が頭を悩ませる。金物の錆を防ぐための塗装液に必要なシンナー。7月~8月ごろまでの在庫は確保できているが、それ以降の見通しは立っていないという。ほかにも木の板と板をつなぎ合わせる接着剤など、住宅のあらゆるモノの原料となっているナフサ。政府は関連製品の在庫も含めれば必要な量を確保できていると強調しているが、専門家は今後、住宅が値上がりする可能性があると指摘している。
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