白井さゆり氏は世界的に地政学リスクが高まっている。同時に自国の利益を最優先する自国ファーストの動きも広がっている。国際秩序、国際協調といった仕組みが変容し多極化している。経済の不確実性が高まっている。「UAEのOPEC離脱」。OPECは1960年に設立。サウジアラビアを中心に生産調整を通じて石油カルテルを維持。UAEは原油生産能力を増強している。OPECに入っていると稼働能力いっぱい生産できない。何年も不満を募らせていたところにイラン戦争が起きた。自国の利益を優先してもっと輸出したい。原油生産でOPECのシェアは低下しているのが背景にある。「IMFと世界銀行、役割の変化」について。IMFの提言も黒字国にもっと内需拡大を、中国を念頭にした政策提言をしている。世界銀行は貧困と開発のために途上国に対し融資をしている。資源開発の方にもっと融資をして民間の金を誘致するような動きを支援。ベッセント氏の考えがかなり強く反映されている。新開発銀行は中国やインドが中心になってできた。アジアインフラ投資銀行は111か国の加盟国がある。一帯一路構想は今も活発。今は中国の技術を使ったAIやデジタル化を支援。経常収支(対GDP比)をみるとベッセント氏が意識しているのがアメリカの赤字を減らしたい。中国の経常収支の黒字を減らしたい。「新興国によるドル離れの動き」。世界の決済の仕組みについて、従来はSWIFTを使いドル決済。人民元のCIPSはSWIFTを通さない銀行決済。CBDCに注目。実験していて実用化段階に入っている。アメリカはドル建てのステーブルコインを使い勝手よくして新興国に使ってもらうという考え方をしている。日本への対応について、石油に関しては協調から分散、国際機関も中立から政治化、通貨もドル一強から多極化。
