ワシントンで日米韓3カ国による初めての財務相会談が行われた。共同声明では「最近の急速な円安やウォン安に関する日韓の深刻な懸念を認識する」と表明した。ただし円相場は今日も154円30銭台をつけている。「イチジクとクルミの食パン」が人気の店では、原材料となる小麦の価格上昇に円安が追い打ちをかけて、商品全てを1割ほど値上げしたという。輸入のドライフルーツに国産のジャムを混ぜたパンを開発し価格を抑え「可能な限り努力したい」などとした。154円台が今後1年続き、原油価格も現状と同じ水準だった場合、2人以上の世帯の負担は11万円近く増えると試算されている。なかでも電気と都市ガス料金の負担軽減措置の打ち切りによって今後大きな負担となりそうだ。政府は補助金を5月の使用分から半分程度に縮小し、6月からは補助をなくす。この影響で、光熱費の負担が3万8182円増える計算だ。物価高に賃金の上昇が追いつかない中、補助の打ち切りと円安によって家計の負担は増すばかりだ。
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