今、海外から見ると日本の企業はお買い得で、そこには円安だけではない理由もあるそうなのだ。福島県いわき市の映像。ここはまるでハワイのよう。軽快なリズムに、はじける笑顔で魅了するフラダンスが目玉。福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズ。今年、突然買収されることに。仕掛けたのは米国の巨大投資ファンド。百貨店のそごう西武や、ゴルフ場などを続々と買収していて抱える顧客は、1100万人規模。一体、なぜ買ったのか、16日、買収成立後、ファンドの代表が初めてテレビの取材に応じた。ハワイアンズは高度経済成長期に日本初のテーマパークとして開業。オープンから5年後には、年間来場者数155万人を記録。来年60周年を迎える今も毎年100万人が来場している。しかし、課題も抱えていた。東日本大震災やコロナ禍で借り入れは膨らみ老朽化した施設を修繕する資金はなく、財務の改善が必要だった。買収額は140億円。海外から見ればこれはお買い得だという。
今、外国企業による日本企業への買収が相次いでいる。今年1月〜9月までの金額で比較すると去年より17倍近く増加。11兆円に達し、過去最高となっている。この要因の1つとなっているのが歴史的な円安。7月には1ドル=162円台目前まで迫りあのセブン&アイも、カナダのコンビニ大手から買収提案を受けた。かつて日本は外国企業を買う側だった。ニューヨークのロックフェラーセンターを三菱地所が買収したことも。時を経て今、買われる側に変化しつつある日本。では、買われると何が変わるのだろうか。
関西万博が迫る大阪では、今、外資系ホテルが空前の建設ラッシュとなっている。老舗のホテルも沸き立っていた。創業90年のリーガロイヤルホテル大阪かつて、時の大統領も宿泊した西の迎賓館として知られ今、開業以来の大改装中。その資金を支えているのは、外資。このホテルはコロナ禍で多額の借金を抱えていたが去年、米国の会社に土地と建物を買収された。潤沢な資金で、1000室ある全ての部屋の内装を新しくした。
買収されると、企業として変化も求められる。創業74年を誇るこちらも老舗の日本メーカー世界で初めて業務用洗濯乾燥機を開発した会社「TOSEI」。そこに目を付けたのが、スウェーデンの企業「エレクトラックスプロフェッショナル」。今年約230億円で買収した。先週、東京・五反田の事務所に姿を現したのはスウェーデン企業の幹部たち。この日は初めて共同で開く展示会の打ち合わせ。打ち合わせは当然、英語で進む。しかし、ベテラン営業担当者の井上さんはというと、英語はほとんど話せない。求められる変化は製造の現場でも。長年、顧客のニーズごとに合わせて製造してきたが利益を重視する買収側からは、性能などの均一化を求められている。更に、営業の現場でも。この日担当者が向かったのは東京・表参道のカフェ。実はこのホットサンド用の機械はスウェーデンの親会社が作った看板商品の一つ。これを突如、日本市場に売り込むよう求められている。この大買収時代に日本企業はどう立ち回るのだろうか。
今、外国企業による日本企業への買収が相次いでいる。今年1月〜9月までの金額で比較すると去年より17倍近く増加。11兆円に達し、過去最高となっている。この要因の1つとなっているのが歴史的な円安。7月には1ドル=162円台目前まで迫りあのセブン&アイも、カナダのコンビニ大手から買収提案を受けた。かつて日本は外国企業を買う側だった。ニューヨークのロックフェラーセンターを三菱地所が買収したことも。時を経て今、買われる側に変化しつつある日本。では、買われると何が変わるのだろうか。
関西万博が迫る大阪では、今、外資系ホテルが空前の建設ラッシュとなっている。老舗のホテルも沸き立っていた。創業90年のリーガロイヤルホテル大阪かつて、時の大統領も宿泊した西の迎賓館として知られ今、開業以来の大改装中。その資金を支えているのは、外資。このホテルはコロナ禍で多額の借金を抱えていたが去年、米国の会社に土地と建物を買収された。潤沢な資金で、1000室ある全ての部屋の内装を新しくした。
買収されると、企業として変化も求められる。創業74年を誇るこちらも老舗の日本メーカー世界で初めて業務用洗濯乾燥機を開発した会社「TOSEI」。そこに目を付けたのが、スウェーデンの企業「エレクトラックスプロフェッショナル」。今年約230億円で買収した。先週、東京・五反田の事務所に姿を現したのはスウェーデン企業の幹部たち。この日は初めて共同で開く展示会の打ち合わせ。打ち合わせは当然、英語で進む。しかし、ベテラン営業担当者の井上さんはというと、英語はほとんど話せない。求められる変化は製造の現場でも。長年、顧客のニーズごとに合わせて製造してきたが利益を重視する買収側からは、性能などの均一化を求められている。更に、営業の現場でも。この日担当者が向かったのは東京・表参道のカフェ。実はこのホットサンド用の機械はスウェーデンの親会社が作った看板商品の一つ。これを突如、日本市場に売り込むよう求められている。この大買収時代に日本企業はどう立ち回るのだろうか。
住所: 東京都品川区東五反田1-24-2