福島・いわき市の「ハワイアンズ」は東京ドーム6個分の敷地にプール・宿泊施設・温泉がある常夏リゾート。来場者数は年間80万人。オープン2時間前の午前8時、プールの室内は温泉が循環していて28℃に保たれている。寒い外に出て水の吐き出し口のスイッチを入れて流れるプールの流れを作り、たまったゴミを排水口に集めて回収する。残ったゴミは水中用の掃除機で吸い上げて回収。毎朝2人のスタッフが40～50分かけてこの作業を行うそう。現金が落ちていた場合は毎回交番に届けるという。次にスライダーの安全点検として、120か所のつなぎ目に凹凸ができていないか目視と触診で確認して、異常なければオープンする。午後9時半にフラダンスショーが終わると営業が終了。午前1時にギネス世界記録にも認定された超巨大露天風呂「江戸情話 与市」の360トンのお湯を抜いて掃除をしてお湯をためる作業を行う。排水は約1時間。高圧洗浄機で1時間清掃をして午後3時に敷地内の高台にある温泉貯蔵タンクから1時間30分かけてお湯を張る。
続いて潜入する神奈川・横浜市の「サープラ横浜あそびタウン」はクレーンゲーム設置台数世界一の巨大アミューズメント施設。オープン2時間前の午前8時、設置されている550台を超えるゲーム機や両替機を起動させて、少なくなった景品を補充する。楽しめるように景品を積むときはあえてグラグラさせているそう。ぬいぐるみのクレーンゲームでは景品を壁側に並べて突っ張り棒で固定するが、可愛く見えるようにこだわっているという。ストックはクレーンゲーム本体の補充スペースにいれ、営業中に倉庫にいく必要がないようにしている。これで在庫による倉庫の圧迫も防げるのだそう。