お昼時、広島の街なかでリヤカーを力強く引っ張る女性、移動販売おにぎり店「That’s rice」の店主・東果穂さん。毎日のように市内を練り歩いているだけあって人気者。移動販売とあって、信号で止まると現在の居場所をSNSに投稿。東さんがリヤカーでの販売を選んだ理由は、「誰かに見てもらって楽しんでもらいたい」という思い。午前7時半、キッチンでは仕込みが始まっていた。この日は予約も合わせておよそ120個のおにぎりを作る。販売しているのは雑穀米を含めたおにぎり14種類とサイドメニュー。今年3月末にオープンした店は東さん一人で切り盛り。準備万全、出発。つきものなのが、坂や段差。リヤカーは150キロ、気合で進む。お昼が近づくとお客さんの数も増加。午後1時すぎ、この日の商品が完売。