映画「キリエのうた」の主人公は歌うことでしか声を出せないという路上ミュージシャンのキリエ。苦難に翻弄されながらも歌の力で人生を切り開こうとする物語。キリエのマネージャーを演じる広瀬すずさんをはじめ、豪華キャストが出演している。音楽を担当したのはMr.Childrenなどのプロデュースで知られる小林武史さん。そして監督は岩井俊二さん。1996年、アーティスト・Charaさんを主演に起用した「スワロウテイル」など音楽映画でも高く評価されている。GREAT POINTは岩井監督が惚れ込んだアイナ・ジ・エンドさんの歌声。映画の魅力のひとつが主人公・キリエの歌声。演じているアイナ・ジ・エンドさんといえば6月に解散したBiSHでメインボーカルをつとめていたアーティスト。演技経験は全くないが、今回主演に抜擢された。岩井監督の目に止まったのはCMソングにもなった「BLUE SOULS」。力強く全力で歌うその姿が主人公のイメージに重なり、アイナさんの起用を決めたそう。そんな岩井監督が特に絶賛したのが海辺で歌い上げるシーン。振り付けなどはアイナさん自身にまかせアドリブで動きを表現した。映画は現在公開中。