奈良の東大寺にある国宝の「転害門」にかけられる大しめ縄の材料として、自分たちが植えた稲のわらを使ってもらおうと、宇佐市安心院町の小学生が田植えを行った。子どもたちは裸足になって田んぼに入り、もち米の苗を1つ1つ丁寧に植えていった。宇佐神宮にまつられている八幡神は、奈良時代に東大寺の大仏が建立された際、神輿に乗って東大寺を参拝したと伝えられていることを縁に、宇佐市のNPO法人は奈良市と交流を続けている。きょう植えた苗は9月中旬には収穫され、乾燥させてわらにした後、現地に送られる。そして9月23日に行われるかけかえの作業には、小学校の児童も参加する予定。