宮城・栗原市にある創業76年の川口納豆。従業員約10人の中小企業で、国産大豆の納豆を製造・販売している。門傳社長は人材採用に頭を悩ませており、新たな方法で先月大学を卒業した辻さんを採用。辻さんの仕事は稲のもみ殻を燃やして土壌改良材の炭として販売する新事業。辻さんは新卒でありながら新事業の責任者となった。川口納豆と辻さんが活用したのはベンチャーフォージャパン。大学生などの若手と地方の中小企業をマッチングし、2年間の限定で経営者直属の事業責任者として働く仕組み。辻さんは出身地である滋賀県から宮城県に移住。将来経営者として実家の農業を継ぐことを目指しこの働き方を選んだ。ベンチャーフォージャパンを使って就職した新入社員には半年ごとに研修が開かれ、コストの考え方など事業責任者に必要なスキルを学習する。