テーマ「バス運転手不足」。運転手不足の対策に取り組む高速バス大手ウィラー。運転手を「ハイウェイパイロット」という名称に変えた。バス運転手のイメージを変えより多くの人に選んでもらうことを目指す。そして名前の変更とともに始めたのが緊急事態の対応力などを競う大会トップガンコンテスト。優勝者には賞金100万円とパイロットにちなんだ「トップガン」という称号が贈られる。未経験者を集めるだけでなく既存の従業員のモチベーションを上げることで離職を防ぐねらいもある。実際、こうした取り組みで就職者が増え、退職者が減ったおかげで2023年に5人の純増にとどまっていた運転手の数は2024年には13人、さらに今年は30人ほどの純増を見込んでいる。ウィラーでは運転手の年収を2024年からの3年間で100万円引き上げて中央値で600万円を目指すという取り組みもしており待遇改善に力を入れているということだった。