今回の兵庫県知事選挙は、斎藤元彦氏がパワハラ疑惑などを指摘されたが、その告発を公益通報として扱わず告発者を処分し、県議会が全会一致で不信任を決議して、斎藤元彦氏が失職したことで実施された。選挙戦中盤になると、斎藤元彦氏を支持する人が増えた。選挙期間中、SNS上で急激に広がった斎藤元彦氏がパワハラした事実はないという根拠不明の主張などが背景にあるとみられる。百条委員会が県職員を対象におこなったアンケートでは、斎藤元彦氏のパワハラについて、140人が目撃や経験などで実際に知っていると回答した。斎藤元彦氏自身も証人尋問で、パワハラかどうかは百条委員会などが判定するものだと述べていた。斎藤元彦氏には、400人ほどのデジタルボランティアと言われる支援者がいて、街頭演説の様子をSNSに投稿・拡散している。斎藤元彦氏を支持するYouTuberも参戦し、街頭演説に来た人の応援メッセージを撮影し配信していた。演説会場では、斎藤元彦氏を非難するプラカードを掲げる人もいた。選挙では、斎藤元彦氏が再選を果たした。
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