おととい投開票が行われた兵庫県知事選挙で、出直し出馬からの再選を果たした斎藤元彦氏。結果、2位の稲村和美氏と13万票以上の差をつけ再選。投票率は前回より14ポイント以上上昇し有権者の関心が高い選挙戦となった。斎藤氏が勝因の1つとして挙げたのがSNS戦略。斎藤氏の陣営はSNSに演説の様子などをこまめに投稿。知事を失職する前、約7万5000人だった斎藤氏のXのフォロワーは、現在、3倍の22万人以上まで増えていた。選挙期間中、SNS上には応援投稿も多く見られるようになった。支援の声がSNS上で大きくなるきっかけとなったとみられるのがNHK党の立花氏の呼びかけ。法政大学・白鳥浩教授は「SNSなどを使った新しい選挙の形態を示した。選挙近くなるほど核心に触れた報道は公平性の観点からテレビや新聞はできなくなる。SNSはそうした縛りから自由なところがあり、特定候補に対するポジティブな情報が流されるようになっていく」と指摘。一方で会見を開いた百条委員会はSNSなどで委員への誹謗中傷が相次いだと訴えた。また、百条委員会は斎藤氏に来週月曜日に予定されている証人尋問への出頭を求めることを決めた。元県民局長の告発文に記載された7つの疑惑などについて尋問を行うとしている。
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