関税引き上げや「パレスチナ自治区ガザをアメリカが所有する」といった発言など、世界を揺るがす言動が止まらないトランプ大統領。19日、ホワイトハウスは「X」に「国王万歳」という言葉とともに王冠をかぶったトランプ氏のイラストを投稿し、トランプ氏も同じ言葉を自身のSNS上に投稿していたことからアメリカの新聞・ニューヨーク・タイムズは「トランプ氏が自らを王に例えた」と伝えた。トランプ氏は「ゼレンスキー氏が選挙の実施を拒否し、ウクライナの世論調査では支持率はとても低い」と主張。そのうえで、「選挙なき独裁者」と強く批判した。ウクライナは、ロシアによる侵攻を受け大統領選挙の実施を見送っている。一方、ゼレンスキー氏はトランプ氏が18日にゼレンスキー氏の支持率は4%しかないなどと発言したことについて「ロシアの誤情報にとらわれている」と批判。ウクライナの調査機関が2月初旬に行った世論調査では、ゼレンスキー氏を信頼すると回答した人は57%となっている。トランプ氏の発言についてはヨーロッパの首脳からも反発の声が上がっている。ドイツのショルツ首相は、ゼレンスキー氏は3年近くロシアの侵略戦争から自国を防衛してきたと語り、イギリスのスターマー首相も、イギリスが第二次世界大戦中にそうしたように戦時中に選挙を中止することは合理的だと述べている。しかしその後もトランプ氏のゼレンスキー氏への攻撃は止まらず、一方で「ロシアとはうまくやっている」と強調した。
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