日本時間けさ、首都・ワシントンで敗北宣言をしたハリス副大統領。アメリカ初の女性大統領を目指したが叶わなかったハリス氏は「自由・機会・公平性、そして全ての人の尊厳のため私たちの国の核心にある理想のため、アメリカ最高の姿を反映する理想のため、その闘いは決して諦めません」などと述べた。また、演説前にハリス氏はトランプ氏に祝意を伝えた上で、平和的な政権移行と「全てのアメリカのための大統領であること」の重要性を語ったという。一方、石破総理は日本時間けさ9時半ごろからトランプ氏と電話会談を行った。できるだけ早い対面での会談の実現を確認したという石破総理。果たして今後の日米関係はどうなるのか。日本時間のきのう午後4時半頃、地元・フロリダ州で勝利宣言したトランプ氏。歓喜に沸いたトランプ支持者。選挙戦最終日まで支持率が横並びとなり、歴史的な大接戦が予想されていた大統領選。党の活動拠点で自ら有権者に電話をかけるなど投票を呼びかけたハリス氏に対し、自らの勝利に絶対の自信を見せ余裕すら漂わせていたトランプ氏。勝敗の鍵を握るとみられたのがウィスコンシン州など7つの激戦州。トランプ氏はこのうち5州で勝利を収め、過半数を大きく超える294人の選挙人を獲得した。開票前、多くの支持者が集まり歌・ダンスで盛り上がりを見せていたハリス陣営だったが、開票開始から6時間ほどでニューヨーク・タイムズが「トランプ氏の勝率90%」と伝えるまさかの展開に。すると出席予定だったハリス氏本人が姿を見せないことが告げられ、会場内の雰囲気は一転した。そして大きな歓声に包まれたトランプ陣営。約130年ぶり・2人目となる大統領返り咲きを現実のものとしたトランプ氏。戦前の予想を大きく覆すスピード決着に終わった理由とは。また、気になるのが18日から開催される「G20サミット」に出席するためブラジルに発つ石破総理。帰国途中にもアメリカに立ち寄りトランプ氏との初会談にこぎつけたい意向だが、外交政策において「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ氏。関税率アップ・防衛費増額など日本への影響も確実視されている。石破総理はどう立ち回るのか。さらにウクライナ支援に消極的とみられるトランプ大統領誕生で、今後ロシアはどう出るのか、北朝鮮の派兵に影響はあるのか。