米国の大手IT企業・マイクロソフトのサティア・ナデラCEOとグーグルのスンダー・ピチャイCEOは、ともにインドの工科大学の出身。今、日本企業がインドの理工系の学生に熱い視線を注いでいる。きのう都内で、インドのトップ大学の学生の採用を目指す企業向けの説明会が開かれた。説明会には、インド最難関の理工系の大学・インド工科大学の学生の採用を目指す大手商社や電機メーカーなど、およそ100社が参加した。初めに、シビ・ジョージ駐日インド大使が「技術のある人材に日本への関心を持ってもらう仕組みが必要だ」とあいさつしたあと、インド工科大学の1つ・ハイデラバード校の藤末健三特任教授が、学生のプログラミング能力の高さや、採用活動が日本と異なり、大学を窓口して行うといった特徴を説明した。インド・ベンガルールの工科系大学の学生を対象に、日本企業が行ったアンケートの調査結果を紹介(海外人材を企業に紹介するZenkenが1月に実施/950人が回答)。海外で就職したいという学生にどこで働きたいかと聞いたところ、1位・日本、2位・米国、3位・オーストラリア。日本で働きたい理由を聞くと、1位・仕事のやりがいがある、2位・文化(アニメなど)、3位・治安・安全面。日本企業のイメージを聞いたところ、1位・技術力が高い、2位・収益性が高い、3位・給料が高い。