顔を赤くして怒る川淵三郎氏。当時日本のバスケットボール界には男子に2つのリーグが存在。国際バスケットボール連盟はNBLとbjリーグを統一するよう求めてきたが、長年実現できず。男女共、国際試合への出場を認めないと処分を下してきた。リオデジャネイロ五輪の予選まで1年を切ったタイミングだった。川淵三郎氏に課されたのは短期間でのリーグ統一だった。リーグ統一のため改革すべきは収入源。企業からの資金面でのサポートがあり、収益を重視しないNBLに対し、bjリーグは規模が小さく収益が少ない。この課題を解決するため、川淵氏は各チームに5000人規模のホームアリーナの確保を求めた。Jリーグのように地元の人に支えてもらおうと考えたため。川淵氏の就任から制裁は半年で解除された。