少子高齢化が進む中で政府は老後の資金は自分たちでも作ってもらおうとしている。政府がきょう新たに個人型確定拠出年金「iDeCo」の拡充をしようとしていることが分かった。iDeCoは公的年金にプラスして個人で積み立てることができる年金制度の1つで、基本的に20歳以上65歳未満のほぼ全ての人が加入することができる。月5000円から始めることができて掛け金は1000円単位で選ぶことができる。最大のメリットは節税。3つのタイミングでそれぞれ税制の優遇を受けることができる。積み立てる時、本来は課税される所得から掛け金が差し引かれるため結果として所得税や住民税が安くなる。運用している時、儲かった利益についても非課税となる。受け取る時も各種の控除が受けられるため所得税などが安くなってお得になる。掛け金の上限は職業などによって違い、今は自営業やフリーランスなどは月6万8000円。企業年金などがない会社員や専業主婦は月2万3000円などとなっている。きょう新たに分かったのは掛け金の上限を引き上げる方針だということ。いくら引き上げるのかはこれからの議論だが、制度を拡充して老後の資産形成を後押ししようという。iDeCoは原則、60歳まで引き出すことができない。そして、運用次第では元本割れ=損をする可能性もあるということでリスクもあるということをきちんと理解したうえで資産の資金の運用については自分で考えることが必要。シシドカフカのスタジオコメント。