大きな影響 「歴史的円安」 それぞれ事情は

2024年4月16日放送 23:11 - 23:16 日本テレビ
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東京・立川市にあるハンバーガー専門店「OLD NEW DINER」の売りは米国産ビーフ100%のハンバーガー。輸入で仕入れる米国産ビーフの値段がおよそ4年前より3割ほど上がった。原因は歴史的な円安。そのため先月、値上げに踏み切った。その動きは一段と進み1ドル=154円台半ばまで下落し、きょうもおよそ34年ぶりの円安水準を更新した。円安の恩恵を受ける米国からの観光客にとって日本は最高の旅行先。対照的にこれから修学旅行で10日間、ハワイで過ごすという日本の学生はスーツケースの中には麺つゆや、お茶漬けのもとが。現地での買い物をできるだけ控える対策をしていた。金はドルで取引されているため円安が進むと国内の金の価格は上昇。きょう金の店頭販売価格は1g当たり1万3063円となり過去最高値を更新した。今後、更に値段が上がっていくと考える人が多く金を買う動きが加速している。こうした中、市場で高まっているのは為替介入への警戒感。きょう鈴木財務大臣は円安の動きについて問われた際「しっかりと注視している。必要に応じて万全の対応をしていきたい」と述べた。専門家は米国の景気が落ち着く傾向が見られるため今年9月と12月には利下げが行われると予想。そのタイミングで徐々に円安傾向が収まると考えられると指摘している。34年ぶりの円安水準ということで政府日銀の為替介入の防衛ラインは155円だという。


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