“ちょんまげ大関”へ 大の里どんな人?

2024年9月23日放送 16:35 - 16:45 日本テレビ
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ここまで12勝1敗と単独トップだった大の里。勝てば優勝となる結びの一番で相手はこれまでの対戦で一度も勝てなかった大関・豊昇龍。一気に起き出して勝利。千秋楽を待たずに優勝を決めた。秋場所を13勝2敗で終えた大の里。きょう午前に行われた会見では喜びを噛み締めている様子だった。きょうのポイントは「史上最速大関昇進へ」と「出身地・石川への思い」。大の里は石川県出身の24歳。大学時代には2年連続「アマチュア横綱」に輝いた。初土俵は去年の夏場所で、デビューからわずか4場所で入幕。さらに今年の夏場所では史上最速優勝を果たし、秋場所で2回目の優勝。史上最速の大関昇進を確実とした。相撲協会の正式決定はあさってだが、そこで決まれば史上初の「ちょんまげ大関」が誕生する。大の里は出世に髪を伸ばすのが間に合わず、重量以上が結える「大銀杏」が結えないまま優勝、大関昇進となったため。きのうの千秋楽後のインタビューでは「(大銀杏は)結えないですね」と言っていた。日本相撲協会のプロフィールによると、好きなアーティストは「湘南乃風」、好きな食べ物は「魚(何でも)」、趣味は「部屋の周りを散歩」だそう。小学校6年生の時に「わんぱく相撲」の全国大会でパリ五輪・柔道の銀メダリスト・村尾三四郎選手と対戦していた。このときは体格差をものともせず村尾選手が勝利している。そんな村尾選手からは「秋場所優勝おめでとうございます。わんぱく相撲で対戦した当時から身体が大きく前に出る圧力がすごかったと記憶しています」とのメッセージが届いている。
2つ目のポイント「出身地・石川への思い」について。石川県・津幡町出身の大の里は度重なる災害で傷ついた地元への思いを強くしていた。大の里の優勝が決まった土曜日は能登地方を中心にも売れるな雨が降り、川の氾濫・土砂崩れが相次いだ。その地元の様子をニュースで知った大の里は「土曜日に被害があって、絶対に土曜日に優勝を決めたいと自分でも思っていたし、僕の話題で(石川県を)勇気づけたい・元気づけたいという気持ちがあって、土曜日に優勝を決めれて良かった」などと話していた。石川県では今年1月に地震が発生。大の里は他の石川出身の力士とともに被災地の避難所を訪問していた。今回の優勝に地元からは「本当に感動した。素晴らしい津幡の星」「(津幡町の)ヒーローだと思う」などの声があがっている。大野里は常々「日本中から愛される力士になりたい」と話していた。大関昇進には「直近の3場所で33勝」という条件があるが、すでに先週金曜日に達成している。大の里は来月、金沢への巡業も決まっている。


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