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国際連合人口基金(UNFPA)は、アメリカ・ニューヨークからケニア・ナイロビへの事務所の一部移転を始めている。UNFPAは妊産婦の死亡率が高いアフリカでのプロジェクトが多く、出張旅費やビルの賃料など年間4億円余の節約になるという。また、ユニセフや国連女性機関(UNWomen)もナイロビへの一部移転を考えているという。グテーレス事務総長は、抜本的な構造改革「UN80」を掲げており、人員の20%削減・組織の統廃合など、聖域なきコストの削減・効率化を目標している。移転する国連職員は少なくとも800人で、ナイロビの街では外国人向けマンションの建設が進むなど、対応が進められている。