news every. ナゼその道に? ニッチな仕事のゲンバ
群馬・栃木・新潟・福島の4県にまたがる「尾瀬国立公園」の面積は東京ドーム約7900個分。秋は紅葉を楽しめる人気のハイキングスポット。ここで働く萩原雅人さん(33)は重さ約100キロの荷物を運ぶ「歩荷」歴12年のプロ。山小屋が約20軒あり、車が通れない道を歩いて荷物を運んでいる。朝7時に群馬・片品村の鳩待峠を出発。この日は雨だったが天候は関係ないという。7人いる歩荷は山小屋と提携していて、それぞれ頼まれた荷物を運ぶ。全体の重心を頭の後ろにするのがポイントだという。この日の総重量は77キロだった。多い時は100キロを超えるという。配達先は9.3キロ先の山小屋。歩荷の収入は重さ×距離。袋が雨に濡れ緩んでしまい、米が落下するハプニング。荷物を積み直して再出発した。歩荷になったのは40年間にわたり歩荷として働いた祖父・理平さんの影響。登山客などの体調を気にかけて声をかけるのも仕事。出発から4時間40分で山小屋に到着。山小屋のご好意でステーキ丼をごちそうになった。荷物をドローンで運ぶ試みが始まっているが、歩荷は自然を守り、登山客を守る役割も背負っている。
