“ピンポイント”で正確に 日本の探査機が月面着陸

2024年1月22日放送 11:20 - 11:25 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS

JAXA探査機の初の月面着陸達成には日本の技術が大きく関わっているという。今回のミッションの成功のカギを握っていたのはピンポイント着陸の技術でJAXAが纏めた過去1年間に月面着陸に挑んだ機体の着陸精度を確認。国外の着陸機の精度が数kmから十数kmの中、SLIMの着陸精度は100mと飛躍的な正格差を誇っている。着陸を開始する時点でのスリムの速度の時速は約6400kmでピンポイント着陸を可能にした技術は「画像照合航法」という技術だった。画像照合航法とは着陸までの20分間で月面の画像を数回撮影。月面の地図データと比較して目印となるクレーターの位置を抽出。探査機の現在位置を推定し微調整しながら小さな誤差で目標地点に着陸する物だった。SLIMを取材してきた日本宇宙フォーラム宇宙制作調査研究センターフェローの寺門和夫さんは「画像照合航法の原理は顔認識機能と同じで実証できた時点で日本がリードしている」と話している。
ピンポイント着陸の技術についてニューヨーク・タイムズは日本も参加する有人月探査「アルテミス計画」でも役立つ可能性があると評価している。寺門さんは「アルテミス計画は人類を月の南極に到達させる計画で南極域は太陽の光が真横からしか当たらず明るい所が少ないためピンポイント着陸が必要。日本の技術の優位性がアピール出来る」などと話している。増田ユリヤは「白黒テレビで見ていたアポロ11号から50年が立つ今も難しい事を初めて知った」などとコメント。田中道昭は「スペーステクノロジーの世界に行くと降りられる場所に降りる探査から降りたい所に降りる探査のシフトと言われている。水を存在する所を探査する事が重要で水が存在しそうな所にピンポイントで降りなくては行けない」などと話している。


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