“低コスト高性能” 世界に衝撃 中国発AI 「天安門」の回答断る

2025年1月30日放送 4:36 - 4:40 日本テレビ
Oha!4 NEWS LIVE (ニュース)

中国企業が開発した生成AIが世界に衝撃を与えている。開発コストの低さと性能の高さが注目されているが、天安門事件について質問すると「話題を変えましょう」と回答を断るという。今世界に衝撃を与えているのが中国製AI、DeepSeek。低コストで高性能な生成AIとされ日本だけでなく中国やアメリカでもダウンロードランキング首位に。一方民主化を求め集まった学生らを中国政府が武力弾圧し多くの死傷者が出た天安門事件について聞くと「この質問には回答できないので話題を変えてください」と出る。中国メディアによるとDeepSeekを開発したベンチャー企業は一昨年、リョウブンホウ氏が設立。特に注目されている理由が開発コストの低さ。開発費用はおよそ560万ドルとアメリカのOpenAIのおよそ10分の1にもかかわらずChatGPTに匹敵する性能があるとされている。また、研究者はわずかおよそ140人。1000人を超えるOpenAIと比べてもはるかに少ない人数で開発した。こうした中、DeepSeekがアメリカのAI産業の優位性を揺るがしかねないとの見方が広がりニューヨーク株式市場では27日、AI関連銘柄が大きく売られた。中でもアメリカのAI向け半導体を牽引するエヌビディアの時価総額は一時、日本円でおよそ92兆円減少。アメリカ史上最大の下落となったという。ただDeepSeekの台頭にもトランプ大統領は強気の姿勢。こうした中、疑惑も浮上。ブルームバーグ通信はDeepSeekの関係者がアメリカ、OpenAIからデータを不正に入手した可能性があると報じた。OpenAIと提携するマイクロソフトが調査に着手したという。専門家はDeepSeekに限らず生成AIを利用する際には入力する文言に注意してほしいとしている。


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